RSS | ATOM | SEARCH
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

author:スポンサードリンク, category:-,
-, -, pookmark
菜の花食堂のささやかな事件簿

碧野圭さんの小説『菜の花食堂のささやかな事件簿』を読みました。

 

(あらすじ)

 

「自分が食べるためにこそ、おいしいものを作らなきゃ」

菜の花食堂の靖子先生が優希たちに教えてくれるのは、美味しい料理のレシピだけじゃなく、ささやかな謎の答えと傷ついた体と心の癒し方……?

イケメンの彼が料理上手の恋人に突然別れを告げたのはなぜ?

美味しいはずのケーキが捨てられた理由は?

小さな料理教室を舞台に『書店ガール』の著者がやさしく描き出す、あたたかくて美味しい極上ミステリー!

(巻末より)

 

 

(感想)

 

料理教室の生徒が抱える悩みを絡まった糸を優しく丁寧にほぐすかのように解決に導く靖子先生。

助手の優希もそんな先生に助けられた一人です。

 

最終章では、靖子先生自身が心の中に閉まっていた過去に対峙しなければならなくなります。

先生の戸惑いからの解放の手助けをする優希。

 

助けられた人が助けてくれた人を助ける側になる。当たり前のことで今更言及することではないのかもしれませんが、全編を読んで、そんな人間関係っていいなと改めて思い、じんわり温かい気持ちになりました。

 

※こちらの本は、店内での閲覧、貸し出し可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:はんな, category:, 10:42
comments(0), trackbacks(0), pookmark
芸術と科学のあいだ

福岡伸一さんの『芸術と科学のあいだ』を読みました。

 

(あらすじ)

 

『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』の著者が科学の言葉で解き明かす、芸術深読み論。

日本経済新聞で連載された人気コラム、待望の書籍化!

(帯より)

 

 

(感想)

 

芸術と科学のあいだには、相通ずる事柄が多々あるということを本書を読むことでまざまざと感じることができました。

 

芸術家としてあまりにも有名なレオナルド・ダ・ヴィンチが科学にも秀でていたということは知っていましたが、科学の知識が創作活動に果たしてどれだけ影響を及ぼすのか、芸術と科学のあいだには何か関連性があるのだろうかと長年漠然と疑問に思っていましたが、その謎が解けたように思います。

 

芸術と科学に限らず、何かを突き詰めると行き着くところは同じなのかもしれないと思いました。

 

 

※こちらの本は、店内での閲覧、貸し出し可能です。

 

 

 

 

 

author:はんな, category:, 18:02
comments(0), trackbacks(0), pookmark
1982 名前のない世代

佐藤喬さんの『1982 名前のない世代』を読みました。

 

 

(あらすじ)

 

社会から名前をもらえなかった世代とは何であるのか?

この30年間とは何だったのか?

 

少年A、ネオむぎ茶、加藤智大、片山祐輔、小保方晴子。

同世代の著者が克明に描く、世代論の最終形!

(帯より)

 

 

(感想)

 

1980年代前半生まれの世代の幼年期から大人になるまでを文化、情報、政治、経済、犯罪などのあらゆる方向から論じることで、何故彼らの世代に名前がないのかが明らかになり、納得させられるものがありました。

 

 

※こちらの本は、店内での閲覧、貸し出し可能です。

 

 

 

 

author:はんな, category:, 17:28
comments(0), trackbacks(0), pookmark
明日の食卓

椰月美智子さんの小説『明日の食卓』を読みました。

 

 

(あらすじ)

 

同じ名前の男の子を育てる3人の母親たち。

愛する我が子に手を上げたのは誰か。

どこにでもある家庭の光と闇を描いた、衝撃の物語。

(帯より)

 

 

(感想)

 

お金に余裕のある生活をしている専業主婦の石橋あすみ。仕事に意欲的なフリーライターの石橋留美子。息子との生活を一人で支えるシングルマザーの石橋加奈。環境は違えど何とかバランスを取っていたそれぞれの生活の歯車が徐々にずれていきます。

 

可愛いはずの我が子に当たってしまう。いけないと思いながらもイライラをぶつけてしまう。私には子どもがいませんが、世の中の母親は大なり小なりそのような葛藤を抱えているのだろうと改めて感じました。

 

「イシバシユウ」を殺めたのはどの母親なのかという答えももちろん気になって読み進めましたが、母と子の関係の在り方、家族の在り方を深く考えさせられました。

 

※こちらの本は、店内での閲覧、貸し出し可能です。

 

 

 

 

 

author:はんな, category:, 18:03
comments(0), trackbacks(0), pookmark
書店主フィクリーのものがたり

ガブリエル・ゼヴィン 著 小尾芙佐 訳の小説『書店主フィクリーのものがたり』を読みました。

 

 

(あらすじ)

 

偏屈な上に、妻が死んだ悲しみから抜け出せない島唯一の本屋の店主フィクリー。

ある日、店に置き去りにされた幼女を育てると決めたことから、フィクリーの頑なだった心が徐々にほぐれていく……。

 

2016年本屋大賞翻訳小説部門第一位。

 

 

(感想)

 

小さな女の子に心を開いたことをきっかけに少しずつ彼の生活が変わって行きます。物語の冒頭のフィクリーと終盤のフィクリーとは別人のように違うと感じました。

 

ひとつの変化が大きな変化を呼び込む。人生とはそういうものなのかもしれないと思いました。

 

 

※こちらの本は、店内での閲覧、貸出可能です。

 

 

author:はんな, category:, 17:53
comments(0), trackbacks(0), pookmark
エミリの小さな包丁

森沢明夫さんの小説『エミリの小さな包丁』を読みました。

 

 

(あらすじ)

 

信じていた恋人に騙され、職業もお金も、居場所さえも失った25歳のエミリ。藁にもすがる思いで10年以上連絡を取っていなかった祖父の家へ転がり込む。心に傷を負ったエミリは、人からの親切を素直に受け入れられない。しかし、淡々と包丁を研ぎ、食事を仕度する祖父の姿を見ているうちに、小さな変化が起こり始める。食に対する姿勢、人との付き合い、もののとらえ方や考え方……。周囲の人たち、そして疎遠だった親との関係を一歩踏み出そうと考え始める。

(帯より)

 

 

(感想)

 

主人公の祖父は、主人公からの打ち明け話を聞いても、それに対していいとも悪いとも言わず、ただ見守ります。

つらいこと、悲しいことに打ちのめされても、未来を創っていくのは自分しかいないのだからと。

 

けして多くは語らないけれど、重みのある祖父の言葉が心に染みました。

 

 

※こちらの本は、店内での閲覧、貸出可能です。

 

 

author:はんな, category:, 17:38
comments(0), trackbacks(0), pookmark
王とサーカス

米澤穂信さんの小説『王とサーカス』を読みました。

 

 

(あらすじ)

 

わたしはまだ、なにも知ってはいないのだ。

ひとにものを訊く意味も。

ひとにものを伝える意味も。

 

彼女は異邦でふたたび、自らの人生をも左右するような大事件に直面する。

彼女は何を見、何を聞き、何を胸に刻んだのか。

(帯より)

 

 

(感想)

 

知ろうとするということは尊いという信条のもとで記者を続けてきた主人公。その信念がネパール国王の死とその真相に迫ろうと接触した軍人の死によって大きく揺らぎます。

 

物語の終盤は、軍人が誰に何のために殺されたのかを追う展開となり、最後に犯人も明らかになります。意外な結論に驚きはしましたが、記者とはどうあるべきかを問い続ける主人公の苦悶の方が印象に残りました。

 

『王とサーカス』というタイトルは、幾分風変わりだと読む前は思っていましたが、話の中盤に出てくるエピソードを読むと納得が行きました。語り手は後に殺される軍人ですが、例えが明快で、報道の在り方を厳しく問う内容に記者ではない私でさえも深く考えさせられました。

 

 

※こちらの本は、店内での閲覧、貸出可能です。

 

 

author:はんな, category:, 18:15
comments(0), trackbacks(0), pookmark
昨夜のカレー、明日のパン

木皿泉さんの小説『昨夜のカレー、明日のパン』を読みました。

 

 

(あらすじ)

 

7年前、25歳で死んでしまった一樹。残された嫁・テツコと今も一緒に暮らす父・ギフが、テツコの恋人・岩井さんや一樹の幼馴染みなど周囲の人物と関わりながらゆるゆるとその死を受け入れていく感動作。(巻末より)

 

 

(感想)

 

大切な人を失った後も、非情なことに日常生活は続く。しかしその日常生活で触れ合う人々との関係の中に、亡くなった人の死を受け入れて前に進むヒントがある。

 

人は人によって救われる。改めてそのように感じました。

 

 

※こちらの本は、店内での閲覧、貸出可能です。

 

 

author:はんな, category:, 17:55
comments(0), trackbacks(0), pookmark
東京ピーターパン

小路幸也さんの小説『東京ピーターパン』を読みました。

 

 

(あらすじ)

 

平凡な日常をそれなりにこなす印刷会社のサラリーマン・石井は、人身事故を起こし、パニックで逃げてしまう。伝説のギタリストでありながら、今はホームレスの辰吾、メジャーを夢見るバンドマン・小嶋を巻き込んで辿り着いた先は、寺の土蔵。そこは引きこもりの高校生・聖矢の住処だった。年齢も人生もバラバラ、けれど唯一の「共通点」を持つ彼らが出会ったとき、起こった「キセキ」とは?

 

 

(感想)

 

バラバラだったジグソーパズルが見事にハマるかのように集結した面々。現実世界では、そう上手くは行かないよと思いながらも読み終わると晴れ晴れ、スッキリした気分になりました。

 

※こちらの本は、店内での閲覧、貸出可能です。

 

 

author:はんな, category:, 17:58
comments(0), trackbacks(0), pookmark
父よ、ロング・グッドバイ

盛田隆二さんの『父よ、ロング・グッドバイ 男の介護日誌』を読みました。

 

 

(あらすじ)

 

家族の事情をここまで世間にさらしていいのか?という迷いも確かにあった。だが、両親の晩年の姿を正確に書き記すことは、父と母が辿った人生を記憶に刻みつけるための唯一の方法であると思い、覚悟を決めた。両親や配偶者に介護が必要になり、在宅介護や施設利用を考えている読者の皆さんに、ぼくの個人的な介護体験が少しでもお役に立てればと思う。 

 

盛田隆二

(帯より)

 

 

(感想)

 

腹が立ったり、泣きたくなったりしながらも、最後まで愛情を持って父親の世話をする筆者の姿が印象的でした。

 

出来るだけ穏やかな心で介護にあたることで、認知症が進んでもまだ残る被介護者の純粋な感情に気付くことが出来るのではないかと思いました。

 

 

※こちらの本は、店内での閲覧、貸出可能です。

 

 

author:はんな, category:, 18:03
comments(0), trackbacks(0), pookmark